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製造者情報会 社: インターテック株式会社
住 所: 〒123-0873 東京都足立区扇 2-23-1
電話番号: 03-5837-5550
FAX 番 号: 03-5837-5551
緊急連絡先: 同上 -
整理番号11031003
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製品名エコタール 4500C(NC 及び黒を含む全着色品)
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物質の特定
- 単一製品・混合物の区別 : 単一製品
- 化学名 : ポリオキシメチレン (POM)
- 成分及び含有量 : POM >98% 安定剤 他 <2%
- 化学式又は構造式 : ([CH2-O] p/[-CH2CH 2O ]q) n
- 官報公示整理番号(化審法、安衛法):(7)-129(化審法) (ベースレジン)
- CASNo :24969-26-4 (ベースレジン)
- 国連分類及び国連番号 :非該当
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危険有害性の分類
- 分類の名称 : 分類基準に該当しない。
- 危 険 性 : 可燃性物質であり、着火源があれば燃える。通常の状態では危険な反応や火災爆発を起こすことはありません。
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応急措置
目に入った場合:
溶融物の場合は、直ちに清浄な水で15分間以上冷やすと同時に洗浄し、コンタクトレンズをしていれば外し、医師の診断を受けてください。皮膚に付着した場合:
溶融物の場合は、直ちに清浄な水で洗浄して下さい。皮膚上の固まった樹脂を無理に剥がさない。火傷があれば医師の診断を受けて下さい。吸入した場合:
溶融物から発生するガスを吸って気分が悪くなった場合には、直ちに新鮮な空気の場所に移し、回復をしない時は医師の診断を受けて下さい。飲み込んだ場合:
できるだけ吐き出し、不快感が残る様であれば、医師の診断を受けて下さい。 -
火災時の措置
消化方法:
水をかけて消化するのが良い。一般の火災と同じ消火法を用いる。
(注)
1)不完全燃焼すると、炭酸ガスと水の他に一酸化炭素、ホルムアルデヒドの有害なガスを発生するため注意を要します。
2)火勢が強い場合は防毒マスクや保護具をご使用下さい。
3)加工機に水はかけないようにして下さい。消 化 剤:
水、泡沫消化剤(エアフォーム)、粉末消化剤、炭酸ガス -
漏出時の措置道路や床にこぼした場合には、ほうきや掃除機などで全量回収して下さい。尚、海洋生物、鳥類が摂取することを防止するため「樹脂ペレット漏出防止マニュアル」に従って取り扱う。
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取扱い及び保管上の注意
取り扱い:
- ペレット状のポリアセタール樹脂は、常温で引火、爆発の恐れはありませんが、消防法指定可燃物に該当します。いったん火災が発生しますと火勢拡大が早いので、火気をみだりに使用しないで下さい。
- 粉末状のポリアセタール樹脂には、米国鉱山局の粉塵爆発危険指針があり、粉塵爆発の危険性があります。粉塵を取り扱う装置には静電気を除去するための有効な接地を行う、又必要により N2等の不活性ガスを使用するなど粉塵爆発対策が必要です。
- 床上にこぼれたペレット等は、放置すると足元が滑って転倒を招く恐れがありますので、速やかに清掃して取り除いて下さい。
- 成形作業では、加熱溶融によって発生するガスを排出するため有効な局所排気装置当を設置して下さい。
- 成形作業では、発生ガスを吸入しないようにして下さい。又、高温樹脂には直接触れないようにして下さい。
- 加工機内に、樹脂を高温の状態で長時間滞留させないで下さい。
- 強酸及び酸化剤、PVC との混合押出しはしないで下さい。
保 管:
- 火気や熱源より遠ざけて保管して下さい。
- 消防法指定可燃物 合成樹脂類であり、市町村条例に従って取り扱って下さい。(消火設備、屋内貯蔵取扱所など)
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暴露防止措置
管理濃度:
現在無し許容濃度:
OSHA(労働安全衛生局)/ 1985 年
不活性粉の最大許容濃度 15 mg/m3
〃 (呼吸) 5 mg/m3
ACGIH(米国政府産業衛生専門官会議)/1992~1993年
粉の限界値 TWA 10 mg/m3
(参考)ホルムアルデヒドの人体に対する暴露
日本産業衛生学会/1992 年度
許容濃度(勧告値) 0.5ppm
OSHA 基準/1992 年度
TWA 0.75ppm
STEL 2ppm
ACGIH 限界値/1992~1993 年
TWA 0.3ppm設備対策:
粉塵を扱う場合: 粉塵爆発対策をした密閉容器を使用して下さい。成形作業などで加熱溶解する場合:有効な局所排気装置を設置して下さい。保護具:
呼吸用保護具:
防塵マスクを着用して下さい。保護眼鏡:
適切な局所排気が実施されている場合、通常の作業では、眼鏡型保護眼鏡を着用する。成形機の清掃、ダクトの清掃等、蒸気・ガスを吸引する恐れの有る作業時には、適切な局所排気を実施するとともに防毒マスク(有機ガス用)産業用ゴーグル型保護眼鏡を着用する。保護手袋:
溶融樹脂を取り扱う際は、革手袋を着用する。保護衣:
溶融した樹脂を取り扱う際には、火傷防止のため、長袖の衣服を着用して下さい。 -
物理/化学的性質
外観等 : ペレット状固体
沸点、蒸気圧、揮発性、初留点 : 該当せず。昇華性なし。
165°C、 比重 : 1.41、 嵩比重:
揮発性:
溶解度: 水/不溶、
その他: -
危険性情報(安定性・反応性)
引火点:320°C以上、 発火点:400°C以上
爆発限界:該当せず
可燃性:可燃性有(消防法 指定可燃物 合成樹脂類)
発火性(自然発火性、水との反応性):なし
酸化性:なし
自己反応性・爆発性:なし
粉塵爆発性:爆発限界、下限濃度 35g/m3
安定性・反応性:一般的な保管・取扱いでは安定で反応性はない。
その他:高温溶融状態での強酸化及び酸化剤、PVC 等との接触は避けて下さい。 -
有害性情報(人についての症例、疫学的情報を含む)
皮膚腐食性 :
知見なし刺激性(皮膚、眼):
乾燥、溶融時に発生するガスは、眼、皮膚を刺激する。感作性 :
知見なし急性毒性(50%致死量等を含む):
知見なし亜急性毒性 :
知見なし慢性毒性 :
知見なしがん原生 :
知見なし変異原生(微生物、染色体異常):
知見なし生殖毒性 :
知見なし催奇形性 :
知見なしその他(水と反応して有害なガスを発生する等を含む)
(注)〔知見なし〕とは、一般的に有害性はないと考えられておりますが、現時点ではデータ等を持ち合わせていないことを意味しております。 -
その他の注意事項
- 粉塵については、OSHA 及び ACGIH で最大許容濃度、限界値が決められております。
- 加熱時(乾燥、溶融)及び燃焼時(特に不完全燃焼時)にホルムアルデヒドが発生します。ホルムアルデヒドは、労働安全衛生法 特定化学物質等障害予防規則 第 3 類物質、毒物及び劇物取締法 劇物に該当します。また、日本産業衛生学会、OSHA 及び ACGIH で勧告値、基準、限界値が決められております。
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環境影響情報
分解性 : 知見なし
蓄積性 : 知見なし
魚毒性 : 知見なし -
廃棄上の注意
- 〔廃棄物の処理及び清掃に関する法律〕(廃掃法)の産業廃棄物、廃プラスチック類に該当します。廃掃法に従って、産業廃棄物処理業者、もしくは地方自治体が処理を引き受けている場合には、地方自治体に委託し処理して下さい。
- 焼却処分する時には、管理された焼却設備を用いて、廃掃法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法に沿って処理処分して下さい。
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輸送上の注意
- 破袋しないように、水濡に注意し、かつ乱暴な取扱いをしないで下さい。
- 荷崩れしないよう取り扱って下さい。
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適用法令
- 消防法 : 指定可燃物 合成樹脂類に該当します。
指定数量 : 発泡させたもの 20 m3以上
その他のもの 3,000 kg以上 - 廃掃法 : 廃プラスチック類に該当します。
- 消防法 : 指定可燃物 合成樹脂類に該当します。
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その他
記載内容の取り扱い:
記載内容は、現時点で入手し得る資料、情報、データに基づいて作成したものですが、その内容の厳密性について責任を負うものではありません。又、記載内容は通常の取扱いを前提として作成したものであって、特殊な取扱いの場合には、用法、用途に適した十分な安全・環境対策を講じた上でご使用下さい。また、当社材料は、メディカル及びデンタル用途のインプラント(医歯学的移植組織片)に使用されることを想定したものではありません。これらの用途にはお勧めしません。 -
記載内容の問合せ先
記載内容の問合せ先:インターテック株式会社 本社 TEL 03-5837-5550
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