エコTPUのFAQ

このコーナーでは、弊社製品を利用した場合に、起こり得る
想定可能なトラブル解決事例をご紹介してあります。

エコTPUのFAQ

乾燥不足

成形前の乾燥が、不十分で、成形中にエコTPUが加水分解を起こしています。  対策としては、除湿乾燥機の使用を強くお勧めします。加水分解を防止できる乾燥レベルは水分量0.03%以下です。 熱風式乾燥機で、このレベルまで乾燥させるのは、非常に難しいでしょう。
当社は、除湿乾燥機の販売代理店業務も行っていますので、お気軽に、ご相談下さい。

  • 写真中央に見える三日月形の凹み

  • ガス焼けで炭化した成形品表面

  • 写真左下に見えるシルバーストリーク

  • 不溶融状態で成形品に入り込んだ白濁部分

  • 不均一な光沢ムラ

射出速度設定が早過ぎる

TPUはせん断速度の影響を、非常に受け易い樹脂です。早過ぎる射出速度設定や狭すぎるゲートでは、せん断の影響で、オレンジピールと呼ばれる、細かな凹凸が発生します。射出速度設定を、より低速に設定して下さい。それでも、改善が見られなければ、ゲート径を大きくする必要が有るかも知れません。
金型改良に着手する前に、当社にご相談下さい。最適なゲート径やランナーレイアウトをアドバイス致します。

離型不良

離型不良には、様々な原因が挙げられます。先ずは乾燥状態をチェックして下さい。加水分解残渣が、付着の原因となります。柔らかいエラストマーの場合、真空吸着現象を吸盤の様に起こします。スプルーやスライド部分にも、シボを入れて、密着レベルを下げてやれば、改善します。
当社で販売する添加成形性改良剤WAX MASTER Vを2%以下添加する事により、離型性は、大幅に改善します。但し、2%以上の添加は、成形品表面にブリード現象を起こしますので、お止め下さい。スプレー式の離型剤の使用は、成形品表面に、離型剤のスプレー跡がシミの様に出ますので、お止め下さい。

充填不足

ヒケの原因も様々です。加水分解を起こしていると、十分な保圧を掛けられないので、ヒケは出やすくなります。先ずは、乾燥状態をチェックして下さい。ゲート径が小さ過ぎると、保圧を掛ける前に、ゲートが閉塞(シール)されてしまいます。
最適ゲート径は、当社にご相談下さい。 成形機のメンテナンスが悪く、逆流防止装置(チェックリング)が破損、磨耗している場合も、保圧が効かないので、ヒケが止まりません。

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