エコPC安全データシート

  • 【製造者情報】
    会 社: インターテック株式会社
    住 所: 〒123-0873 東京都足立区扇 2-23-1
    電話番 号: 03-5837-5550
    FAX 番 号: 03-5837-5551
    緊急連絡先: 同上
  • 整理番号
    02071701
  • 【製品名】
    ポリカーボネート樹脂
    エコ PC 全着色品
  • 【物質の特定】

    単一製品・混合物の区別 :
    混合物

    化学名 :
    :ポリ-4,4’-イソプロビリデン-ジフェニルカーボネート(通称:ポリカーボネート)

    成分及び含有量 :

    1. ポリカーボネート 97.7wt% 以下
    2. 離型剤 0.3wt% 以下
    3. 着色剤 2.0wt% 以下

    化学式又は構造式 :

    1. (C16 H14O3)n

    CAS No. 及び官報公示整理番号

    1 2
    官報公示(化審法)
    整理番号(安衛法)
    (7)-738
    (7)-738
    CAS No. 25971-63-5 25101-28-4

    国連分類及び国連番号 :該当せず

  • 【危険有害性の分類】
    分類の名称 : 分類基準に該当しない。
  • 【応急措置】

    目に入った場合:
    溶融物の場合は、直ちに清浄な水で15分間以上冷やすと同時に洗浄し、コンタクトレンズをしていれば外し、医師の診断を受けてください。通常の場合は、直ちに清浄な水で洗浄し、異常があれば医師の手当てを受ける。

    皮膚に付着した場合:
    溶融物の場合は、直ちに清浄な水で 15 分以上冷やす。皮膚上の固まった樹脂を無理に剥がさない。火傷があれば医師の診断を受けて下さい。

    吸入した場合:
    溶融物から発生するガスを吸って気分が悪くなった場合には、直ちに新鮮な空気の場所に移し、回復をしない時は医師の診断を受けて下さい。

    飲み込んだ場合 :
    危険な物質ではないが、出来るだけ吐き出し、異常を感じるのであれば医師の診断を受けて下さい。

  • 【火災時の措置】

    消化方法:
    水をかけて消化するのが有効である。尚、火災時には、有害ガス(一酸化炭素及び微量な HCN,NH3 等)を発生する恐れがあるので、屋上から、又は、空気呼吸器を付けて消火作業をする。

    消 化 剤:
    水、泡沫消化剤(エアフォーム)、粉末消化剤

  • 【漏出時の措置】
    掃き取り、回収又は廃棄する。ペレット、粉末は床上、地面に残ると滑る危険性が高いので、こまめに処理する。排水系などに漏出した場合は、鳥類、魚類等への悪影響があるので全量回収する。
  • 【取り扱い及び保管上の注意】

    取り扱い:

    1. ペレット状の樹脂は、常温で引火、爆発の恐れはないが、作業場では、火気をみだりに使用しない。
    2. 加工時は、有害なガス(一酸化炭素及び微量な HCN,NH3 等)を発生する恐れがあるので、ガスを吸収しない様にする。
    3. 又、火傷の恐れがあるので、高温の樹脂には直接触れないようにする。
    4. 樹脂が熱分解を起こすので、長時間高温状態で滞留させない。

    保 管:
    熱、発火源から離れた場所で保管する。

  • 【暴露防止及び保護措置】

    管理濃度:
    設定されていない

    許容濃度:
    日本産業衛生学会、ACGIH 共に、設定されていない。しかし、ポリアミドの粉塵に対しては、次の値を採用するのが妥当と考える。

    日本産業衛生学会勧告値(1998 年版)第 3 種粉塵
    時間荷重平均値
    吸入性粉塵 2 ㎎/㎥
    総粉塵 8 mg/m3
    ACGIH 勧告値(92~93 年版)一般粉塵
    総粉塵 10 ㎎/㎥

    設備対策:
    粉塵を発生する場合や、高温で加工を行う時、樹脂の分解により有害なガスが発生する場合には、適切な局所廃棄設備の設置が必要である。

    保護具:
    呼吸用保護具:防塵マスクを着用して下さい。

    保護眼鏡:
    適切な局所排気が実施されている場合、通常の作業では、眼鏡型保護眼鏡を着用する。成形機の清掃、ダクトの清掃等、蒸気・ガスを吸引する恐れの有る作業時には、適切な局所排気を実施するとともに防毒マスク(有機ガス用)産業用ゴーグル型保護眼鏡を着用する。

    保護手袋:
    溶融樹脂を取り扱う際は、革手袋を着用する。

    保護衣:
    溶融した樹脂を取り扱う際には、火傷防止のため、長袖の衣服を着用して下さい。

  • 【物理/化学的性質】

    外観等:ペレット状
    沸点:なし
    ガラス点移点:153°C
    比重:1.15
    溶解度: 水に不溶

  • 【危険性情報(安定性・反応性)】

    引火点:522°C以上 2)
    発火点:550°C以上 2)
    爆発限界:下限;25g/m3
    可燃性:あり 但し、酸素指数 26 以上、UL-94 V-2(3.2mm 厚)相当
    発火性:なし (自然発火性、水との反応性): なし
    酸化性:なし
    自己反応性・爆発性:なし
    粉塵爆発性:最小着火エネルギー 25mJ
    最大爆発圧力 6.7kg/cm2(0.6Mpa)
    安定性・反応性:常温・常圧で安定

  • 【有害性情報(人についての症例、疫学的情報を含む)】

    皮膚腐食性:なし

    刺激性:なし

    感作性:既知見なし

    急性毒性:(50%致死量等を含む)既知見なし

    亜急性毒性:
    エコ PC としてのデータはないが、構成成分のデータを参考に示す。
    ポリカーボネート
    30~40 匹の雌雄のラットに、微粉化したポリカーボネートを 6%含粥状の飼料を自由摂取させ、8 週間飼育した。
    体重の低下なし。血液像、X 線検査、病理解剖、臓器の組織検査の結果は正常。5)

    慢性毒性:
    既知見なし

    がん原生:
    既知見なし

    変異原生:
    (微生物、染色体異常)既知見なし

    生殖毒性:
    エコ PC としてのデータはないが、構成成分のデータを参考に示す。
    ポリカーボネート
    30~40 匹の雌雄のラットに、微粉化したポリカーボネートを 6%含粥状の飼料を自由摂取させ、8 週間飼育した。
    その結果、生殖機能は正常であった。

    催奇形性:
    既知見なし

  • 【環境影響情報】

    分解性:
    既知見なし

    蓄積性:
    既知見なし

    魚毒性:
    既知見なし

    その他:
    海洋生物や鳥類が摂取することを防止するため、いかなる海洋や水域でも投棄、放出してはならない。

  • 【廃棄上の注意】

    埋め立てるときは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従い公認の産業廃棄物処理業者若しくは、地方公共団体がその処理を行っている場合には、その団体に委託して処理をする。焼却する時は、焼却設備を用いて、大気汚染防止法等の諸法令に適合した処理を施して焼却する。5)

  • 【輸送上の注意】

    コメント:
    空気輸送を行う場合は、静電気災害防止対策をとるのが望ましい。梱包袋が破れないように水漏れや乱暴な取り扱いを避ける。もし破袋してペレットが飛散したときは、滑って転倒しない様に注意する。

  • 【適用法令】

    廃棄物処理法:廃プラスチックに該当する。

  • 【その他の情報】

    記載内容の取り扱い:
    記載内容は、現時点で入手し得る資料、情報、データに基づいて作成しています。含有量、物理化学的性質、危険、有害性等に関しては、いかなる保証をなすものではありません。また、注意事項は通常の取り扱いを対象としたものなので、特殊な取り扱いの場合には、用法、用途に適した十分な安全・環境対策を講じた上でご使用下さい。

  • 【記載内容の問い合わせ先】

    インターテック株式会社
    〒123-0873 東京都足立区扇 2-23-1
    電話番 号: 03-5837-5550
    FAX 番 号: 03-5837-5551

    引用文献等:

    1. 「樹脂ペレット樹脂流出防止マニュアル」プラスチック工業連盟 平成 5 年 2 月
    2. R.M.Asseva and G.E.Zaikov :”Cumbution of Polymer
    3. 粉体と工業 1984 年 5 月号 p.66
    4. 「プラ工連ニュース No48」プラ工連 S54.11.1
    5. G.Bornmann et.al.,Arzneimittel-Forsh.,9,9(1970)
    6. 「廃プラ Q&A 」工業用熱可塑性樹脂技術連絡会

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