エコTPU接着加工の手引き
- 対象グレード:エコTPU90 黒及びエコTPU90 角NC着色品
- 目的:エコTPUを成形後、接着加工する際の接着剤の作り方及び接着方法
- 接着剤組成:
- エコ TPU90(着色品でも無着色品でも可) 8~10 %
- DMF(ヂメチルホルムアミド) 42~40 %
- MEK(メチルエチルケトン) 50 %
- 接着剤調整方法:
- エコ TPU ペレットを 16~20%濃度になるように、DMF に溶解させる。より粘性が高い接着剤が欲しい場合はエコ TPU の濃度を上げても可。
- DMF 単独では、中々気化乾燥し難い為、共沸成分として MEK にて半分に薄める。
- エコ TPU 同士ならば、接着面の両方にこの接着剤を塗布して接着する。
- エコ TPU と金属若しくは木材と接着するには、エコ TPU の接着面にこの接着剤を塗布して接着して下さい。
- 安全上の注意:
- DMF、MEK 共に有機溶剤ですので、取り扱いはドラフト内若しくは局所排気を行いながら作業して下さい。
- 接着剤の乾燥で、加熱促進する事は、火災の危険が有りますのでお止め下さい。
- 取り扱い作業は、安全メガネかゴーグルを着用して行って下さい。
- 推奨接着温度:室温
- 射出圧力及び射出速度:1,250~1,500kgf/cm・cm にてスムースな低速射出。イメージ的には、極端な速度変化を避けて、障子を手で開く速度以下の射出速度が好ましい。
更に、クッション量を 10mm 程度確保した十分な保圧を行って下さい。このクッション量で、ヒケや変形を防止する保圧を行います。 - 注意点:注意点:エコTPUの接着加工では、アクリシアヌレート系を含めて市販の接着剤は殆ど有効では有りません。
- その他:技術的なご質問や販売価格のお問い合わせも製造販売元のインターテックにお気軽にご相談下さい。
エコTPU成形の手引き
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