エコプラスチック

エコプラスチックとは?

エコプラスチックとはプラスチック系再生資源100%を原料とした、地球環境に優しい高性能、高品質な再生エンジニアリングプラスチック製品です。エコプラスチック製品は、国際基準に準拠した品質管理保証を行っており、世界トップレベルの品質と性能を維持しています。勿論、重要機構部品等にも十分使用可能な品質と性能で、これからの持続可能な循環型社会に適応した素材です。

従来のリサイクルプラスチックとの差別化

従来のリサイクルプラスチックの流れ?

従来のリサイクルプラスチックの特徴

  • 基本的にバージン樹脂メーカーの再生品と称して販売
  • 品質検査機器も不十分で、ロット管理等は行わない
  • 安定供給責任と言う感覚は薄く、もし在庫が有れば販売
  • 品質保証は、基本的には行わない
  • 品質のバラツキも大きく、そのトレーサビリテイも確保されていない
  • 製造物責任の自覚は薄く、MSDS等の供給者責任である、技術情報や安全情報の開示も不十分
  • 品質規格、出荷規格、梱包規格も不明確

エコプラスチックの流れ

エコプラスチックの特徴

  • 100%再生原料を使用し、自社グレード、登録商標、自社品質規格を保証して販売
  • ISO TC-61規格で全製品を対象に品質検査を実施し、異状無き事を確認後、出荷
  • お客様の需要予測に基づき、安定供給責任を長期間保証
  • 色目は色測メーターを使い数値化し、Lab表色系で管理
  • ロット管理により、問題が発生すれば直ちに対策を講じられる、品質保証体制とトレーサビリテイの確立
  • 品質のバラツキも少なく、バージン樹脂と比較しても、その性能の優位性は揺るがない
  • MSDS、MSDSプラス、RoHS、REACH等の充実した、製品安全情報や技術情報の開示
  • バージン樹脂メーカーよりも高品質なアルミ防湿内袋を使用し、海外への輸出でも品質変化が少ない

エコプラスチックのQCと品質保証

  • QCテストピース専用射出成形機とISOテストピース金型
  • 引張試験機で破断引張強度と破断伸度を測定(ISO TC-61)
  • 衝撃試験機でノッチ無し、とノッチ付きの衝撃強度を測定(ISO TC-61)
  • 顧客指定カラーについては、コニカ・ミノルタ製カラーメーターで数値管理
  • プラスチックの分子量を確認する、メルトフローインデクサー
  • エラストマー製品は、A硬度計、D硬度計で硬度をチェック
  • 標準グレードはWEB上にリアルタイムで更新掲載
  • 全生産ロットはQCチェックで異常無き事を確認後出荷(QCデータ付き)
QC設備
オンラインQC

① エコプラスチックのテクノロジー

① エコプラスチックのテクノロジー

オレフィン系エラストマーとポリアミド(ナイロン)系樹脂の接着性改良技術

ハンドグリップなどに多い組み合わせですが、両樹脂の接着性は良くありません。従来は金型に細工をしたり、接着剤を使用するのが主流でした。当然、工程・費用・不具合発生率が多く、両樹脂間の接着強度も不足していました。
エコプラスチックでは、両樹脂のポリマー組成を改質し、接着工程・費用の削減、接着強度大幅改善、デザイン自由度の向上に成功しました。

  • 特許第4886739号、ポリアミド系樹脂とオレフィン系エラストマーの接合方法(平成23年12月)
  • 特許第4362113号、オレフィン系エラストマーの回収再利用方法(平成21年8月)

② エコプラスチックのテクノロジー

  • 耐衝撃性改良ナイロン: エコアミドタフシリーズ (PA6,PA66,PA666)の紹介
  • 地球環境に優しい再生ナイロン樹脂に無水マレイン酸グラフト化EPDMを化学結合させた新素材。
  • ナイロン樹脂と化学結合したエラストマー成分は単純なエラストマーアロイ化素材と異なり、層分離、ブリード(表面に液状成分として分離してくる現象)やブルーム(表面に固体成分として分離してくる粉吹き現象)が起こらない。
  • 更にエラストマー成分の経時劣化を防止する為に、特殊有機熱安定剤を添加している。
  • エラストマー成分とナイロンの剛性が融合し、セルフベンディング特性を持つ。「しなやかさ」を演出する、メッシュチェアの背もたれ等には最適の素材。

③ エコプラスチックのテクノロジー

  • エコアミドSMTシリーズは、塗装レスでメタリック演出が可能。
  • 再生ナイロン系樹脂製品エコアミドをベースに特殊アルミメタリック顔料を配合したメタリックシルバー着色原料
  • 再生原料を使用しているので、地球環境に優しい。更にメタリック演出を塗装無しで表現することで、より地球環境に優しい製品となる。
  • 従来のナイロン系でのメタリック演出は技術的にも難しく、斑な外観になったり、物性を損なうことが多く、塗装レスでは不可能だと考えられていた。

エコマークへの対応

エコマークへの対応

環境に優しい、エコプラスチックを使用した最終製品は、財団法人日本環境会エコマーク事務局が認定する、エコマーク適応製品です。エコマーク取得に必要な、エコマーク申請書類、及び試験結果は随時提出可能です。
またエコプラスチックを製造・開発・販売する、インターテック株式会社は、ISO14001:環境マネジメントシステム認証取得企業です。

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