SDSエコプレンPシリーズ

エコプレン(R)Pシリーズ

  • 整理番号
    ECOP-10060102
  • 1.化学物質等及び会社情報
    化学物質等の名称 : エコプレン(R)Pシリーズ
    会社名 : インターテック株式会社
    住 所 : 〒123-0873 東京都足立区扇 2-23-1
    担当部門 : 技術部
    電話番号 : 03-5837-5550
    FAX番号 : 03-5837-5551
    化学物質等の製品コード :エコプレン P55A、エコプレン P75A、エコプレン P90A エコプレンP35D、エコプレンP55D、エコプレンP55DW、エコプレンP58D、エコプレンP58DW
    対象カラー:黒を含む全着色品
  • 2.組成、成分情報
    単一の化学物質又は混合物 : 混合物
    化学名又は一般名 : ポリオレフィンを主体とする混合物
    別 名 : 熱可塑性エラストマー
    官報公示整理番号 : 成分はインターテック(株)の商業機密であるので公表できない。
    全成分は化審法の「既存化学物質リスト」に収載済み。
    CAS, TSCA, EINECS : 適合する。
    危険有害成分 : 化学物質管理促進(PRTR)法及毒劇法には非該当。
    労働安全衛生法には次のものが該当。
    カーボンブラック CAS No.1333-86-4 0-3%
    固形パラフィン CAS No.8002-74-2 0-1%
  • 3.危険有害性の要約
    最重要危険有害性 : 成形加工時に発生するガスは呼吸気道の刺激を生じることがある。
    人の健康に対する有害な影響 :
    発生ガスの吸入:成形加工作業中の発生ガスは、呼吸気道に刺激を生じることがある。
    目、皮膚への接触 : ペレットにより重督な刺激が生じることはない。
    物理的及び化学的危険性 : 260°C以上の成形加工温度で、熱分解し煤、一酸化炭素及び炭化水素が発生することがある。
  • 4.応急措置

    取るべき応急措置:
    吸入した場合 : 成形加工時のガスを吸入した場合には、患者を直ちに新鮮な空気のある場所に移動させる。
    皮膚に付着した場合 :清浄な水で洗い流す。ペレットは皮膚に炎症を起こす可能性は通常少ない。 溶融状態では火傷となるので直ちに患部を水で冷却する。状況に応じて医師の手当てを受ける。

    目に入った場合 : 直ちに大量の流水で充分に洗眼する。
    飲み込んだ場合 : 危険な物質ではないが出来るだけ嘔吐させる。
    上記何れの場合にも異常があれば医師の手当てを受ける。

  • 5.火災時の措置
    消火剤 : 水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素、蛋白強化液等の消火剤を使用する。
    消火を行う者の保護 : 燃焼時に一酸化炭素が有毒分解物として生成する可能性があり、自給式空気呼吸器及び全面保護衣服を着用する。
  • 6.漏出時の措置
    人体に対する注意事項 : 漏洩した製品ペレットの上に乗ると、滑り転ぶことがある。
    こぼれ又は漏洩時には、真空掃除機で吸引するか掃き取り、蓋付き容器に入れる。
    環境に対する注意事項 : 水に不溶性で且つ浮遊性の本品が河川、海域に漏洩すると、河川や海域の景観及び環境汚染の原因となる。河川、海域又は下水道流路内に流出しないよう管理する。
  • 7.取扱い及び保管上の注意
    取扱い : 本品の眼、皮膚や衣類への接触を避けるとともに成形加工時の発生ガスを吸引しないこと。 また、溶融状態での接触を避ける。
    適切な保管条件 : 本品には若干の吸湿性があるため容器内残留物の長時間の開放を避ける。
    使用前の予備乾燥を推奨する。直射日光と高温多湿を避けて保管する。
  • 8.露防防止及び保護措置
    設備対策 : 成形加工時の発生ガスへの暴露を最小限にするために自然換気、強制換気、局所排気装置等を設置する。
    保護具 : 安全眼鏡、保護手袋などの適切な保護具を着用する。
  • 9.物理的及び化学的性
    外 観 : ナチュラル色あるいは着色のペレット状
    臭 気 : わずかにゴムの臭い
    比 重 : 0.90~0.98
    硬 度 : 55ショアA~90ショアA及び35ショアD~58ショアD
    引火点 : 340°C以上
    発火点 : 370°C以上
  • 10.安定性及び反応性
    安 定 性 : 260°Cまで熱安定
    避けるべき材料 : 本品は強酸化剤と反応することがある。溶融条件下で、アセタール樹脂を分解しホルムアルデヒドを発生し、またハロゲン化ポリマー(塩化ビニル樹脂を含む)の分解を促進する。
    危険有害な分解生成物 : 成形加工温度が260°Cを越えるか本品が発火すると、すす、一酸化炭素、炭化水素が生成することがある。
    避けるべき条件 : 同一成形加工設備で本品とアセタール樹脂、ハロゲン化ポリマーを使用するときはポリプロピレンを含むポリオレフィン樹脂で設備を十分にパージする。
  • 11.有害性情報
    急性毒性 : 本品については毒性試験を実施していない。しかし、本品は皮膚刺激性とアレルギー反応起こすことは考えにくい。
    暴露影響 : 通常の取り扱い及び保管で本品への作業暴露は、ヒトに健康影響に深刻な悪影響が生じるとは考えにくい。しかし、通常の成形加工条件で本品は煙と蒸気を放出することがあり反復と長時間の高濃度暴露で吐気、眠気と頭痛を生じることがある。
  • 12.環境影響情報
    有効なデータはない。
  • 13.廃棄上の注意
    残余廃棄物 : 関係法令に従い、許可済み焼却炉あるいは認可された化学品埋め立地で処分する。
    包装材 : 関係法令に従い、再利用するか、認可焼却炉で焼却するか、或いは認可された化学品埋め立て地で処分する。
  • 14.輸送上の注意
    国連分類及び国連番号 :なし
    国際規制によるコード及び分類に関する情報:
    DOT 危険等級・I.D 番号 : 不適用
    DOT 標識 : 不適用
    輸送の特定の安全対策及び条件:長時間暑熱下の屋外に暴露させない。
  • 15.適用法令
    消防法危険物の規制に関す政令第一条の12指定可燃物 合成樹脂類 指定数量 3,000Kg)
    労働安全衛生法の通知対象物質としては次のものが該当する。
    カーボンブラック CAS No.1333-86-4 0-3%
    固形パラフィン CAS No.8002-74-2 0-1%
  • 16.その他の情報

    このMSDSはJIS Z 7250に準拠している。
    保証及び責任の制限: この情報は弊社が知り得る限り正確なものである。しかし使用される環境及び条件については、弊社がコントロールできないため、この情報の使用によって直接的または間接的に損失もしくは損害が生じたとしても、弊社はいかなる責任も負わない。また、特許侵害に対する免責を保証するものではない。

    改訂記録
    2006年6月6日 JIS基準に準拠し作成。
    2010年6月1日 カラー対象追記。
    2011年1月24日 グレード対象追記。
    2017年7月26日 MSDSをSDSに変更。

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